マイルの神様

陸上競技を通じて人として成長して行った少年のストーリーです。

血は争えぬ・・・か?

えっ!?陸上部

 

仕事から帰宅して遅い食事をとっていた。

妻より息子が、陸上部に入ったとの話があった。

妻は、卓球部に入ると勝手な予想をしていた。特段に足が速い分けではないので陸上部を選択したに驚いたようだった。

 

『えっ!?やはり俺の子だね。同じ陸上部を選ぶとはねぇ。』

(やはり血だ・・・と、心の中でツイートした、私。)

 

妻から他のクラブ活動を体験してから決める様にと私に話せと言って来た。

『本人が、決めたことだから本人の意思を尊重すれば?』

しばらく考えた後、しぶしぶ私から話をさせるのを諦めたようだった。

 

また1発で決めてしまった様だ。決めた理由は、何であったのか?気になる父親心であった。

 

今、思うに『人』だったと思う。この人との出会いが息子を陸上へ導き、人としても成長して行く道を歩かせてくれたと思います。中学校を卒業してからも「楽しい時も」「苦しい時も」「涙した時も」都度、連絡を入れアドバイスを貰っていた。

 

「この人」とは、陸上部の顧問であった。